ジャケパン、スーツにも合うチェスターコートを秋冬に取り入れよう。

トレンチコート,Pコート,ダッフルコート,ダウンジャケットなど、ジャケパンに合わせるコートのニーズも以前よりは随分広がってきましたが、近年はチェスターコートに人気も着実に上がっています。見た感じがかなりダンディな雰囲気になりますので敷居が高いですが、一般的にも浸透してきています。

チェスターコートとは？

まず、チェスターコートとはどんなコートなのかを見ていきましょう。

テーラードジャケットの丈が長くなったオーバーコートというイメージです。オーバーコートなので基本的には、スーツやジャケットの上から羽織るコートですが、現在ではデザイン性も高くジャケット感覚で使用できるのが特徴です。

とりあえず、辞書で引いてみましょう。

チェスターコート：チェスターフィールドコート（Chesterfield coat）
チェスターフィールドコートとも呼ばれる。英国のチェスターフィールド伯爵が最初に着用したと言われている。19世紀頃英国で流行した。ノッチドカラー、胸元の箱ポケット、両脇のフラップ付ポケットなどが特徴。上衿にベルベッドを使用したり、ウエストをやや絞ったり、上品でドレッシーな雰囲気。

ということです。
かなりキッチリとしたアイテムなので以前までは、敷居の高いコートでしたがレディスから人気がでて、今ではトレンドの定番コートして人気が高いコートのひとつです。

こんなチェスターコートの選び方

チェスターコートを購入するに当たって気をつけることがあります。それは、チェスターコートのイメージを固めることです。上にも書いてきたようにチェスターコートは秋冬のコートの中でもトラッドなコートです。最初に選ぶポイントは、ジャケットの上に着るのか、ジャケットとしてコートを着るのかです。仕事ビジネスで使用する場合は、スーツの上に着る為には肩幅やアームホールの幅によって選ぶサイジングが変わってきますし、コートをジャケットとして購入する場合は、体にフィットした物を選ぶようにしましょう。
次がデザイン性です。チェスターコートには、シンプルで使いやすいシングル、大人っぽいダブル、表情のあるピークド、定番のノッチド、デザイン性の高いノーカラー、ドレッシーなショールカラーなどがあります。

そのに次に素材・色目です。これはPコートやトレンチコートと同じで、よりシッカリした素材を選ぶようにしたいところです。コートというのは体の全体を包むものでよいコートか安いコートなのかが分かりやすいアイテムだといえます。

定番の素材と色

定番の素材としては、アンゴラやアルパカなどの高級素材、ツイードやヘリンボーンなどのトラッドな素材などが定番として人気です。色は、キャメル・ネイビー・ブラック・グレーなどは必須カラーだといえます。
チェスターコートも、今まで紹介したトレンチコートや、Pコートなどと同じで年代を超えて使用できるので、細過ぎたり緩過ぎたりする極端なデザインよりも、普通なデザインで素材感を高めるような買い方がゆくゆくお得だといえます。

コートは、一度買うとスグスグに買い換えるものでもありません。間に合わせで購入するよりも、シッカリと選んで納得のいくコート選びを心がけましょう。メンズの場合はレディスよりもトレンドの流れは遅いので、可能であればシーズンが終わる2月3月のセール時期に来シーズン用として安く購入する方法もお勧めです。