実戦編2　ジャケパン＆スーツ　着こなしレポ　パンツで表情をつける。

着こなしで大切なのは、どんなブランドの服を着るか！？ということではありません。素材や色などどういう風に取り入れているかということです。その中でも重要なのがシルエット。つまり姿かたちの輪郭です。

まずはこの写真を見てください

お洒落感がビンビン伝わってくる一枚です。
最初に感じるのは同じトーン、つまり同じような系統の色でまとまっているということですね。ダーク系ですね。ダークネイビーを中心にとてもシックに清潔感がる着こなしです。インナーに黒のポロシャツを合わせてボタン全締めすることでカジュアル感がありながらとても上品にまとまっているコーディネイトです。
この着こなしの重要なポイントは、ズボンの太さにあります。
やや股上深めのゆったりしたパンツを靴元でダボつかせることなく履いてスッキリとした感じで着こなしていますね。これが普通のパンツだと、ただの綺麗なサイズで着こなした人の写真になっていたことでしょう。

はずしテクニックの基本

着こなしをお洒落にみせる「ハズシ」のテクニックは、パーツの相対関係に左右されます。相対関係とは一方から一方をみることです。例えば年齢が40歳の人というのは、60歳から見たら若い人だけど20歳からみたらおじさんです。つまりそれぞれのバランスです。スーツなのにスニーカー、革靴なのにハーフパンツ、夏なのに長袖、いろんなミスマッチを上手にまとめたのが「ハズシ」と言われるテクニックです。
今回紹介した写真は、ジャストサイズで着ているテーラードジャケットのボタンを丁寧に締めていながら、ゆるめのパンツでハズシています。さらに、パンツつながりで編み上げのブーツでさらにハズす。今回のハズシのテクニックは、実はこのシッカリしたテーラードジャケットがなければ成り立たない着こなし方法となります。

はずしテクニックの真髄は「遊びこころ」です。いろんなミスマッチを自分流にたのしましょう。

実戦編まとめ