実戦編3 ジャケパン&スーツの着こなしレポート スタンダードだから清潔感を保て。
今日の見ていきたいのはグレーのウールジャケットを中心としたジャケパンの着こなしです。一見してスタンダードないたってシンプルな着こなし方法ですが着こなしで差が出てします。その差とはいったい何なのでしょうか?
秋冬の定番ウールのジャケットを使いこなす
このサイトでも何度も繰り返しいますが、ファッションの原則は「季節感」です。季節感を間違うとどんな素晴らし着こなしでも違和感を感じてしまうものです。
そんな秋冬の代表的な素材といえばウールです。このウールのジャケットを上手にコーディネイトしていく方法を見て行きましょう。
ウールのジャケットの代表格といっていいのがツイード系にみられるグレージャケットです。グレージャケットはオフにもビジネスにも対応できるジャケットなのでとても重宝します。ウールジャケットひとつで全体のイメージがふんわりと優しい雰囲気を作り出しますので寒い冬には最適なアイテムだといえるでしょう。
では、ウールジャケット選びで注意する点は?
お洒落に着こなすと効果的なウールのジャケットですが、デメリットとして間違うと「おっさん臭く」なってしまうところです。これはトラッドなアイテムならば全般に言えることですが、クラシックがそのまま古臭いイメージを漂わせることがあるのです。
どこに気をつけるか?
ズバリ、サイズ感です。ウールジャケットは出来るだけジャストなサイズを選ぶように心がけましょう。「冬は中に着込むから少しゆとりのあるサイズを…」なんて考えていてはダメです。出来るだけジャストサイズを。もしその店にジャストサイズがなければ買わない方がよいです。
そのサイズというのは、肩を見て判断してください。試着した時に自分の肩が遠くに感じられた時にはサイズがあっていない可能性があります。できたら鎖骨あたりのフィット感も感じてください。鎖骨から肩にかけてのフィット感はスーツの顔となる部分です。予算が許す限りここには拘ったほうが後々良い買い物になるでしょう。
今回のファッションレポート
写真を見て下さい。
今回は非常にスタンダードななんの変哲もない着こなしですが。ポイントは3つです。
まずは、ジャストサイズのウールのジャケット。見ていただいているように非常にサイズ感を守って着こなしています。ラペルもノッチドを選ぶあたりがクラシックなウールジャケットの着こなし上級者といったところでしょうか。
2つ目は、ネクタイのトーンと合わせたスリムなブラックパンツです。テーパードの強いズボンですがネクタイとの統一感を出すことで綺麗に着こなしています。
そして、靴のブラウンレザーシューズです。ここまでモノトーン色が強い着こなしでしたが、指し色的にブラウンの靴をもってくることで全体的に色が入りモノトーンのイメージがなくなっています。非常に上手い指し色の使い方ですね。またこれまたクラシカルな色のブラウンを使うことでトラッドなイメージ自体は崩さずにいます。
いかがだったでしょうか?
グレーのジャケットも着こなし次第でスマートにも野暮ったくにも見えてます。こんかいのキーワードは「ジャストサイズ」です。是非是非みなさんも取り入れてください。
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