損しないための冬場のネクタイ。締める、締めない?クールビズとウォームビス
仕事柄いろんな勉強会やセミナーなどに参加することがあります。このような場は普段では接するとこのない人達と合うことができてとても楽しみにしています。そしてもちろん着こなしチェックも欠かせません。今回はそんあ冬場にみたスーツの話です。
冬のノーネクタイでいる人、通年ノーネクタイ?
寒さも12月にさしかかろうとしている先日、勉強会に参加したのですが以外にもノーネクタイの人もちらほらと見かけました。どういう意味でノーネクタイにしているのかお聞きしませんでしたが、多くの人がネクタイをして来場されてるなかノーネクタイの違和感は半端ないものでした。
ノーネクタイは、オフの下着姿のようなものです。対人する時には失礼にあたることを覚えておきましょう。また、ノーネクタイが許されているクールビズは、温暖化対策として冷房温度を低くしなくて済むように風通しのよいスタイルで仕事をしましょうというのがそもそもの目的となるので、寒い季節にクールビズスタイルは滑稽に見えます。逆に秋冬はウォームビズスタイルの暖房温度を高く設定しないように暖かくなる着こなしをすることが社会人としては常識です。秋冬にはネクタイを着用するのが基本です。
場違いでは説得力が欠けてしまいます。
スーツというのはお洒落アイテムではなく、マナーやルールが存在しています。今回は、冬場のノーネクタイの違和感について書いていますが、このマナーやルールが守れていないのでは折角のよい話や商談もとても軽いものになってしまいます。対話や商談のスタートというのはとても重要なポジションにあります、ここを着こなしについて知らなかったばかりに軽くスタートさせることは、なんの得もメリットもありません。相手はあなたの髪型やスーツを見て「かっこいい人だなぁ」なんて見ていません、あなたがちゃんとしてるのか胡散臭くないのか、話すに値する人なのかをあなたの服装を見て判断しています。
職場の気心知れた同僚と事務所内でラフな格好をするのはさして問題はありませんが、不特定多数の人が参加する場や対人が予想される場面では、マナーやルールに則った着こなしが原則です。そうでなければ知らずうちに多くのチャンスを逃すことになります。
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